Asuteka’s diary

読書好きでコラムも書いています♪

山崎まさよし「ワンモアタイム ワンモアチャンス」

前の職場で
 
私にも
 
好きな人が
 
いました。
 
彼女は
 
アルバイトで
 
私は
 
正社員
 
でも
 
彼女の方が
 
会社では先輩でした。
 
入社したばかりの頃
 
意地悪な人の多かった
 
職場で
 
とても
 
やさしく
 
あっけらかんと
 
初対面から
 
私に接してくれました。
 
とてもきれいな方で
 
さりげなくおしゃれで
 
年齢は
 
私より10歳年下でした。
 
私は昼食を
 
会社の休憩室ではなく
 
会社の非常階段で
 
コンビニ弁当などを
 
ひっそりと食べていました。
 
そこにたまたま
 
彼女も
 
コンビニのお弁当を
 
もって来て
 
私が笑顔で
 
「こんにちは」と
 
話しかけたら
 
彼女は
 
笑顔で
 
私の隣に座り
 
いっしょにお弁当を食べました。
 
こっちは
 
とても
 
緊張でした。
 
でも、書籍の担当が
 
占いや東洋哲学関連で
 
占いに精通しているのは
 
会社では知る人ぞ知る存在で
 
「○○さんは占いするんですよね」
 
「・・・はい」
 
「お金払います。今度見てください」
 
私は一応占いの学校にも通い
 
お金のとれるレベルであるのを承知の上での
 
彼女申し出でした。
 
「いや、お金はいいですよ」
 
ちょっと、姓名判断の画数などで
 
簡単に見てあげたりしました。
 
そんなことが
 
何度かあり
 
非常階段で会う機会も
 
多くなり。
 
私のちょっとした片想いが続きました。
 
正直
 
とても幸せな時間でした。
 
私の研修期間終了後
 
店舗は彼女と別になり
 
お店で会うことはめったになくなりました。
 
ある日
 
彼女が私のいる店舗にわざわざ来て。
 
「○○さん
 
今度私の送別会をみんなが
 
開いてくれるので
 
来てくれませんか?」
 
と彼女が直々に来てくれました。
 
当日、多くの人が彼女の
 
送別会に集まるようでしたが。
 
私は正直・・・・行けませんでした。
 
勇気がなかったのです。
 
でも
 
とても良い想い出です。
 
前妻と別れて10年になります。
 
風の便りで前妻は再婚し
 
現在は幸せの様子。
 
前妻と別れて10年目で好きになった人は
 
私の前からいなくなってしまいました。
 
その後も
 
お店で似たような後ろ姿の女性を見ると
 
もしや・・・と思っている自分がいました。
 
でも彼女は大阪の人。
 
実家に帰省してしまっています。
 
 
ワンモアタイム ワンモアチャンス」
 
「いつでも探しているよ、どっかに君の笑顔をー♪
こんな場所にいるはずもないのに、
欲しいものなど何もない、君の他に大切な
ものなど♪」
 
を聞くと
 
なぜか
 
彼女へのことを想い出します。
 
離婚の失望から
 
人を好きになることを避けていた私に
 
人を好きになることの
 
素晴らしさを
 
教えてくれた
 
彼女に
 
未練がましいですが
 
今でも心の中で好きです☆